生活習慣病管理料ツールとORCA
国はが開業医を本格的に駆逐する(閉院に追い込む)為に、医療費の値下げを繰り返しておりますが、令和6年の改定は、今までに無い極悪な物となっています。それは「特定疾患指導料・特定疾患処方管理料から、高血圧症・脂質異常症・糖尿病を削除する」という物です。これが出来なくなりますと、患者さん1人あたり月で5千円くらいの減収になる事になります。慢性の疾患で、他の重症疾患になりやすい重大な病気であるにもかかわらず、これを認めないという事で、医療費削減を使用としているわけです。正直なところ、これで閉院を考える医療機関も出てくるかと思います。
この代替えとして「生活習慣指導管理料」というのがあり、書類を作成する必要があります。(これを算定しても減収です)しかし、これは「サインを貰わなくてはならない」など、非常に面倒な物なのです。電子カルテを使っている医療機関であれば簡単かもしれませんが、そうで無い所では、いちいち「患者氏名」などを記入するのが面倒なのです。
そこでORCAからデーターを引き抜いて、生活習慣管理の指導書類のひな形を作るツールを作成してみました。WindowsのF-Basic6.3という、既に販売終了・サポートも無い開発ツールという事と、データーコンバート・文字コード変換に少々手が掛かるので、公開は致しません。ですが「こういうアイディアがある」という事で、皆様のヒントになればと思い、記事にしました。
ブラウザのhtmlは基本的に「テキストデーター」で出来ています。ソフトウエアで、このテキストデーターを作成してあげれば、ブラウザで見られるデーターは作成できるわけです。ひな形を作っておき(テキストボックス、チェックボックスなどを、ひな形で用意しておきます)画面で入力してから、スクリーンコピーを取ることで、配布する用紙を作る事が出来ます。決まった文言は、プルダウンメニューで選べるようにしています。
そんなに難しい処理ではありませんので、オン資の自己導入が出来る方なら、プログラムは組める方も多いかと思いますので、何らかのツールで作成されてみては如何でしょうか。
ソフトウエア画面と、できあがったHTMLファイル